作業中に電源が落ちて、書いていたものが消えた。一度は経験があると思います。
なぜ消えるのか。前回の台所のたとえを続けると、わかりやすくなります。
作業台の上と、戸棚の中
メモリは作業台でした。いま広げているものを置く場所です。 そしてもう一つ、戸棚にあたる場所があります。ストレージ(SSDやハードディスク)です。

ここが決定的に違います。
- 作業台(メモリ) … 電気が流れている間だけ覚えています。電源が切れると空になります
- 戸棚(ストレージ) … 電源が切れても残ります
書きかけの文書は、保存するまで作業台の上にあります。だから電源が落ちると消えるのです。
「保存」は、戸棚にしまう動作です
保存ボタンは、作業台の上のものを戸棚へ写す動作です。写し終われば、電源が切れても残ります。
最近のソフトが数分おきに自動保存をするのは、この写し作業を勝手にやってくれているからです。それでも、最後の数分は作業台の上にしかありません。
覚えておくと得なこと
作業台は速く、戸棚は遅い。 だからパソコンは、使うものをいったん作業台に広げてから動かします。
アプリの起動が2回目から速くなるのは、一度広げたものが作業台に残っているからです。逆に、たくさんのアプリを開くと作業台が埋まり、戸棚との出し入れが増えて重くなります。
まとめ
- メモリは電源を切ると消える。ストレージは残る
- 「保存」は、消える場所から残る場所へ写す動作
- 動きが重いときは、開きっぱなしのアプリを閉じると作業台が空きます
次回は、そのファイルについている「拡張子」の話をします。
